生活の中で欠かすことのできない家具の中でも、
人の身体を支え安全性が問われる椅子。

椅子は大きく分けて座、背、脚のパーツで構成されています。

座った際に身体の体重を支える座と、
座面を支える脚部、これに姿勢を保つための背があります。
またアームチェアの場合は腕を休める肘が付いてきます。

デザイナーズチェアなどに代表される成形合板や
プラスチック、スチールなどを使ったモノなど、
椅子の材質にも様々なものがありますが、
今回は木製椅子を中心に細かく構造をご紹介していきます。

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●座

座は座る場所のことを指します。
当店で制作している木製椅子の場合は、
座枠と呼ばれる座面を支える四角枠を組み、
その上に生地を張り込んだ座面を固定させるタイプです。

座枠は木材の4つの角を隅木や金属製の補強材を配し、
上からの負荷にも耐えられる構造になっています。

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●背

座った時に身体を預け姿勢を保つ役割があります。

背もたれや背板と呼ばれることが多いですが、
背も上記のように部位によって様々な呼び方があります。

○笠木:背の最上部横に設けられる材
○背柱(背束):縦に付けられる材で、背の枠を構成する部材。
名称を背柱と呼称したり、またの名を背束と言います。
○背貫:横に掛けられる材

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●脚

無垢材を削った脚は座に高さをもたらし、
椅子全体をしっかり支える役割があります。

この脚をしっかりと接合するために、
釘や金物を使わずに木材を接合する方法があります。

自然の素材である木材は家具として加工を施しても、
外気に触れることで収縮をし、反りや割れが発生してしまいます。

こうした木の特性を活かした建築や家具分野で、
古くから使われている接合方法を仕口(しくち、しぐち)と呼びます。

 

●ほぞ接ぎ

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当店の椅子の脚部の連結にも使われているのが、
「ほぞ接ぎ」と呼ばれる仕口です。

「ほぞ接ぎ」は家具製作や木工においてよく使われる接合方法で、
一方の材料にほぞ穴、もう一方の材料にほぞ加工を施し、
木材同士を接合する方法です。

接合する場合にお互いの接合部分を
凹凸に加工し接合することによって強固となり、
見た目も美しい仕上がりとなります。

この完成度によって製品の強度や耐久性を左右します。

〇ほぞとは?
部材の端に施した突起のことを指します。
使われる場所や目的によって様々な形状があります。

 

 

Posted by:takanomokkou

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