お部屋を広く見せたいとは思いつつも、
気が付くとゴチャゴチャと物で溢れてしまいがち。
広いお家に引っ越しができれば楽ですが、
そう簡単にはいかないのが現実です。
ただ家具の配置や工夫次第では、
限られたスペースもスッキリ広くみせることができます。
今回はそんなお部屋を広く見せるポイントをいくつかご紹介します。
1.床面の使い方を見直してみる
狭いと感じるお部屋では床面が出ていないことがまず挙げられます。
家具の配置は床面全体の3分の1以下が理想的と言われていて、
それ以上覆われていると実際の床面積よりも窮屈に感じます。
引っ越し前は広いと感じたお部屋でも、
日々の暮らしの中で物が増えることで、
狭いと感じるのはこうした理由からです。
まずは床面と家具の配置を見直して、
床面全体の3分の1以下に抑えることで、
広くスッキリとした印象を与えることを目指しましょう。
ラグやカーペットを敷く場合も同様で、
床面を隠さないようなサイズの物を選ぶのが効果的です。
さらに床面に近い色を選ぶのも効果があります。
また床面積を広く見せるために電源コードや
床の上の物やゴミを定期的に整理するだけでも、
お部屋を広く見せるための一歩です。
2.家具の置き場所を分散させない
壁と家具の配置のバランスも、
お部屋を広くみせるためには大事なポイントです。
通常お部屋は四方に囲まれていますが、
すべての壁近くに家具があると狭い印象を与えてしまいます。
お部屋に入った時に、
視線が分散することが狭さを感じる要因になるため、
視線がどこにいくのかを意識してお部屋作りをすることがポイントです。
そこで壁と家具の配置をある程度まとめることで、
お部屋を広く見せることができます。
壁面を使った収納なども活用しながら、
まとまったスペースを確保し生活空間の境界を作ることで、
メリハリができ圧迫感を消すことができます。
家具やカーテン、ラグなどの素材や色を揃えることでも、
統一感が生まれるためお部屋を広くみせる効果があります。
3.天井との距離を広くとる
天井と家具との距離があるだけで、
お部屋上部に空間ができ開放感を感じます。
実際に人の視線が背の高い家具や物で遮られると、
お部屋を狭く感じさせる要因にもなってしまいます。
天井との距離を考えながら、
高さを考えた家具を配置するだけで、
目線に余計な物が入らないためお部屋をより広く見せることができます。
高さを抑えた家具を選ぶのが理想ですが、
背が高い家具を置きたい場合は、
デザインが細いラインで構成されているものを選ぶと圧迫感を軽減し、
天井が高く開放的な印象を演出できます。
4.家具の素材や色を考える
家具の素材や色を選ぶことも、
お部屋を広く感じさせるためには必要です。
素材や色が明るい家具を選ぶと圧迫感を与えずに、
実際のお部屋よりも広く見せる効果があります。
逆に暗めの色や素材の家具は、
重厚感や高級感を印象づける反面、
狭い部屋では余計に空間を狭く感じさせてしまいます。
これは色が持つ効果が影響しており、
人は色の違いで、温度や距離、大きさの違いを認識します。
同じ大きさの物体でも明るい色は大きく見え、
暗い色は小さく見えてしまいます。
この色の効果を家具選びにも取り入れると、
よりお部屋を広く見せることができます。
5.ミラーを置いて空間を広げる
お部屋に鏡を置くことで空間を広く見せることもできます。
鏡に映った反対側の景色が映り込むことで、
空間に奥行が生まれ圧迫感を軽減する効果があります。
カフェやアパレルのお店で鏡張りのお店が多いのも、
空間を広く見せるためのテクニックの一つです。
またお部屋を広く見せるだけでなく、
アクセントとして壁に立て掛けるだけで、
ワンランク上のお部屋を演出してくれます。